田園都市線沿線で物件探しをした経験があります。
この頃は田舎暮しを漠然と夢見ながらも、両親との同居という現実的な面を優先しました。
なぜ、田園都市線沿線かについては、イメージがオシャレな感じだった程度の認識です。また職場の同僚が、当時はあまり目を付けられていなかったのか「あざみ野」エリアの物件が安く手に入ったという話を覚えていたことも、ターゲットにした理由のひつでした。
数日かけて10件ほど見て回りましたが、結果的には、どれもピンときません。それに高い。
あとで知ったのですが「金妻」ブーム(ご存知ですか?)の頃から価格が急激に上昇したそうです。
また売りに出された物件は、やはり手放さざるをえない理由や事情を抱えた物件ばかり。これはいいなー、と思える物件は売家ではありません。
長年部屋でペットを飼っている家は、臭いが染み付いて、とても住めそうにありませんでした。
ある家では、内覧させていただきながら「この部屋は、つい先日亡くなった主人が使っていた部屋なんです。。。」などど説明されました。
他にも「雑草一切お断り」なのか庭を全てコンクリで固めた要塞のような家とか、家の裏側が、ごみの山のような景色とか。。。
何軒も家を見せてもらっているうちに、皆さんの家庭の事情を見ているのか家探しをしているのか何だか解らなくなり、値段との折り合いもつかなかったこともあって、物件探しはあきらめました。
後に田舎暮しを決めた際に、自分が納得する家は、自分で建てるしかないということを、田園都市線沿線での物件探しで体感したのかもしれません。
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