家を建てるとき、見積書の項目を見ても用語が判らず不安になったことありませんか?
何かの参考にでもなればと思い、私が家を建てた際に受け取った見積書の明細項目を紹介しています。所々に、私が調べた補足説明を追加しています。建てた家は木造2階建て。
(3)木工事
◆構造材(3)
☆垂木・・・屋根を支えるため、棟から軒先に渡す長い木材のこと。通常は4.5cm×6cm、もしくは4.5cm×7.5cmの材料を30cm間隔で使うのが一般的で、材料にはベイマツ(米松)などの曲げに強い材料が使われる
☆野地板・・・垂木の上に張る屋根の下地板。野地板に防水工事をしてアスファルトルーフィングなどを貼り、その上に瓦が敷かれていく、つまり瓦など屋根の仕上げ支えるために取り付けられる下地材
☆垂木受け桟木・・・桟木(さんぎ)とは板を打ち付けて仮枠などをつくるために用いる小角。主に、木造住宅などの基礎工事に用いられる簡単な仮枠に使用する
☆破風板(はふいた)・・・切り妻の屋根によくある、雨樋のない部分の板。読んで字の如く「風を破る」ように、年中強い日射・風雨雪などさらされるため痛み易い部位
☆鼻隠し・・・屋根の軒の先につけられる隠し板のこと。垂木の先端を横につなぐ部材で、垂木の端を隠すことからこう呼ばれる
☆広子舞・・・現代の一般住宅では重要視されていないが、和風住宅では重要な部材として扱われる。垂木の振れ止め、端部の納まりを良くするために取り付ける