リトリート（Retreat）という言葉をご存知でしょうか。
直訳すると、避難、退去、隠居、静修といった意味ですが、日常生活から離れ、心身ともに健全になることを目的として、日常生活から離れ、普段しないことをして、自分を見つめなおすなどの意味で使われます。
日本ではあまり馴染みがないようですが、海外の場合、リトリートセンターのようなリトリートを目的にした専門の施設があります。日本の温泉も一種のリトリートといえるかもしれませんが、単にリラックスするためというより、もう少しアクティブな感じ。
たとえば一日の中でヨガや瞑想、ストレッチのような運動、聖書を学んだりするなど各種コースが企画されていて、滞在者は自分の好みで好きなコースに参加するといった感じです。
食事もベジタリアン向けなどヘルシーさを追及していたり、施設は研修所やホテルのようですが、メニューは心身ともにヘルシーでリフレッシュを目的に組み立てられています。
場所によっては短期宿泊だけでなく、住まいとしてのリトリートビレッジもあります。
さて週末田舎暮しの我が家、一時期リトリート施設にしていきたいと思ったときがありました。
というのも、むかしお越しくださった海外からのお客様は、日本での仕事を目的に短期来日。
その合間に我が家でリトリート、といった感じで、定期的にメディテーション（瞑想）を行ったり、適度な運動を行ったり、本を読んだりと、観光はほとんどせず、我が家で過ごされました。
緑豊かな環境はもちろん、無農薬・有機栽培の野菜を召し上がっていただいたり、夜も静かなので、大変喜ばれました。
そうした経験があって、リトリート施設に関心を持つようになったのです。