週末田舎暮らし拠点の神社では、毎年4月第一日曜日に例大祭が行われます。
当日は宮司さんが来て祝詞をあげ、その後は直会という流れになるのが習わしです。
今年は、私が所属する隣組が、お祭り当番でした。
当番は、前日には神社のお掃除や行燈(あんどん)の貼り替え、
当日は直会のおもてなしを行います。
お祭り前日の朝は7時台からお掃除が始まり、行燈の貼り替えは朝9時頃から作業開始。
行燈は、毎年新しく張り替えられた後に、思い思いの絵や文字で装飾します。
人数が少ないながらも午後2時過ぎに完成。がんばりました。
神社の階段に行燈を設置し、日暮れる頃にろうそくを灯します。
そして、そのまま神社のお社で「お日待ち」と呼ばれる宵宮を過ごしました。
お日待ちとはもともと
「前夜から夜通し寝ないでお酒を飲んだり会話をしたりして、日の出を待って拝む行事」
だったようです。
さすがに夜通しではありませんが、電気が通っていない真っ暗な神社のお社で
ランタンや懐中電灯の明かりだけで過ごすのは、めったにない貴重な経験。
過疎化や高齢化が進み、隣組8戸のうち、
当番に参加したのは私を含めて5名という少人数でしたが、
直会用として、てんぷら、手打ちそば、オードブルを用意するなど、
みんなで力を合わせて充実した当番作業ができたと感じています。
それにしても、約5時間ほどかけて張り替えた行燈は、
前日に立てたのぼりと同様に、お祭りが終わった翌日の午後には、片付けてしまいます。
たった2日間のお披露目。でも、それも潔くて良いのかもしれませんね。
次に当番がまわってくるのは4年後の予定。