古民家は、田舎暮しに興味がある人なら、誰でも一度は憧(あこが)れるのではないでしょうか。
私も古民家にあこがれた一人。
家を解体して更地にするために悪戦苦闘中していた最中、家を建てるより、古民家を移築させたらどうかというイメージも湧いてきました。
何となく「リサイクル」という印象もあり、新築より安いのでは?などと思ったのです。
ところが、家の解体には、とてもお金がかかるという現実を知り、さらに古民家は普通に家を解体するより、費用がかかることを教わりました。
古民家が建っている場所を購入し、リフォームして使うならコストダウンにつながりますが、例えば今回のように、別の場所から移築する場合は大変です。
「すべてと言っていいほど解体は手作業に近くなる」ある工務店さんは、そう教えてくれました。
バラバラにして大切に保存して、移動して組み立てる。おもちゃではあるまいし、家ですから、これは大変です。
ということで、最初から古民家を探していなかったこともあり、現実的に(資金的にも)無理。古民家はスッパリあきらめました。