不便な田舎で、しかも週末だけしか営業していない子供服店が、むかし話題になりました。
古民家を改装した店舗で、京都市の中心部からだと車で約1時間、最寄りのバス停に至っては、一日数本しかバスが来ない場所に位置。
店内には囲炉裏や土間もあり、訪れる人は田舎のおじいちゃん、おばあちゃんの家に遊びに行く感覚で、洋服を選ぶだけでなく、古民家であるお店そのものも楽しめるつくりだったようです。
私が一番興味を持ったのは、不便な田舎という場所もさることながら、「週末だけの営業」という点。
不便な田舎だから週末くらいしか人が来ないとも言えますが、でも「週末だけで何かが成り立つ」という感覚は、これからの新しいライフスタイルを象徴しているような気がして、当時は週末田舎人だったと身しては興味深く感じていました。