押入れの中、床や天井が壁面と接する場所などは、地味で目立たないですが大事な部分です。
押入れの中など、あまり目の届かない場所で、打ち付けた釘が飛び出していないかなど、建築中にこまめにチェックすることも大切です。
※工務店選びの参考になれば、ということで、私が家を建てた際に受け取った見積書に記載されていた明細項目を紹介しています。所々に、私が調べた補足説明を追加しています。建てた家は木造2階建て。
(3)木工事
◆造作材(5)
☆幅木(ポプラ)・・・幅木(はばき)とは床面と壁面が接する部分にあたる壁の最下部に取り付ける化粧材の横木。スリッパや掃除機などが当たって汚れたり損傷をしないように保護し、壁際をきれいにおさめるために設ける。
☆幅木留め・・・ドアの額縁などの基部にあり,壁の幅木が突き当たり納まるようにした部材。幅木の出が大きくて額縁より外部に飛び出すときに用いる。かま木、はかま木ともいう。
☆廻り縁・・・廻り縁(まわりぶち)とは天井面と壁面が接する角の部分に取り付ける棒状の部材のこと。額縁のようにデザイン的にはっきりさせる効果もあるが、逆に納まり上の問題やデザイン性の問題で設けない場合もある。
☆物入れ根太掛け・・・根太掛けについてはこちらを参照。
☆雑巾摺り・・・「ぞうきんずり」と読む。和室の押入れの棚など、壁との見切り部分に取り付けられる部材。雑巾摺りは雑巾がけにより壁面(壁紙)が汚れるのを防ぐ目的がある。