田舎でヘルシーな食生活をする方法は、実は案外むずかしい面があります。
もちろん地域にもよりますが、食の安全性やヘルシーな食文化に対する意識は、都会の方がはるかに高い。
私が住むこの地域では、オーガニックな食材を扱っている店が奇跡的に1件あることを知りましたが、そのお店までは車で40分くらいかかります。
それ以外のお店はといえば、オーガニックとはほど遠い食材ばかり。近所のよろずやさんから大型スーパーに至るまで、値段の安さだけを追求。
地元で数件あるお豆腐やさんは、すべて大豆を輸入品に頼っていることがわかり、がっかりです。
そのため野菜を除く食材や調味料はせっせと東京から持参。あとは、時々インターネットでも購入しています。
地元の友人でオーガニック栽培をしている農家の方は、地元では売らず、すべて東京へ出荷。高値で買い取ってくれるという理由もあるでしょうが、やはり食に対する意識が、まだまだ地方ではニーズに結びついてくれないようです。
それでも、少しずつ地元でも、美味しい食材を見つけました。
放し飼いで育てている有精卵、お味噌、お米(天日干しに限る)、天然酵母パン。
野菜は冬以外は、自家栽培でまかないます。種類はあまり豊富ではありませんが、自分で作ったものだと思えば同じものを食べ続けても不思議と飽きません。
食に関しては、田舎にちょっと不満です。